助成金を申請するためには、各種書類の整備、保管体制がしっかりしていることが要件です。

法的に必要な書類整備はもちろん、各種助成金の申請に使った書類などはきちんと保管しなければいけません。

「法的に必要な書類って何があるの？」

という会社は、まずはそこからスタートする必要があります。

過去に助成金の不正受給を行ったことがある会社は助成金を受けられません。

また、いわゆる反社会的勢力とつながりのある会社も対象になりませんし、労働関係法令に違反し、送検された会社も助成金を受けることはできません。

過去の助成金申請で不正を行おうとした会社も対象外。

これらに該当する会社は多くはないと思いますが、軽い気持ちで資料を改ざんし、後に発覚するケースは多々あります。

このような会社は、もちろん助成金を受けることができません。

大事なのは、日々の労務管理がきちんとできていること！

労務管理と言っても、気を配るところは多々あります。

従業員の労働時間、きちんと管理できていますか？

労働時間の管理をまったくしていなかったり、実態と合わない記録を残していませんか？

給与計算はきちんとできていますか？

残業代が未払いになっていたり、そもそも必要な残業代を支払っていなかったりしませんか？

例えばこのような基本的なポイントも、助成金申請のための資料として提出すれば、細かく内容を確認されます。

そして、法違反の部分があれば当然指摘されることになります。